飯田市議会 > 2022-06-17 >
06月17日-04号

  • "会議成立宣言"(/)
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  1. 飯田市議会 2022-06-17
    06月17日-04号


    取得元: 飯田市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-10
    令和 4年  6月 定例会(第2回)        令和4年飯田市議会第2回定例会会議録               (第4号)-----------------------------------       令和4年6月17日(金曜日)13時00分-----------------------------------日程 第1 会議成立宣言 第2 会議録署名議員指名 第3 委員長報告    (1)リニア推進特別委員会    (2)産業建設委員会(陳情1件) 第4 議案審議    (1)総務委員会付託議案(3件)       議案第42号、議案第43号及び議案第47号       委員長報告、質疑、討論及び採決    (2)社会文教委員会付託議案(2件)       議案第44号及び議案第46号       委員長報告、質疑、討論及び採決    (3)産業建設委員会付託議案(4件)       議案第45号及び議案第48号から議案第50号まで       委員長報告、質疑、討論及び採決    (4)予算決算委員会付託議案(2件)       議案第51号及び議案第52号       委員長報告、質疑、討論及び採決    (5)追加議案       委員会付託議案(1件)        議案第53号        説明、質疑、委員会付託         総務委員会 第1委員会室        委員長報告、質疑、討論及び採決 第5 閉会中の継続審査の申出 第6 議員派遣閉会-----------------------------------出席議員    23名       (別表のとおり)-----------------------------------欠席議員    なし       (別表のとおり)-----------------------------------事務局出席者       (別表のとおり)-----------------------------------説明のため出席した者       (別表のとおり)     13時00分 開議----------------------------------- △日程第1 会議成立宣言 ○議長(井坪隆君) 現在の出席議員は23名でございます。 よって、本日の会議は成立いたしております。 これより本日の会議を開きます。 次に進みます。----------------------------------- △日程第2 会議録署名議員指名 ○議長(井坪隆君) 会議録署名議員として、岡田倫英君、福澤克憲君を指名いたします。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第3 委員長報告 ○議長(井坪隆君) ここで、特別委員会の経過について報告を願うことといたします。 リニア推進特別委員会の審査の経過につきまして、報告を求めます。 リニア推進特別委員長、新井信一郎君。 ◆リニア推進特別委員会委員長(新井信一郎君) 6月14日に開催されたリニア推進特別委員会における協議内容について、御報告申し上げます。 会議において、執行機関側から、リニア駅周辺整備オンライン報告会についての説明がありました。 初めに、リニア駅周辺整備事業に関して、令和元年度に策定した基本設計及びその概要版であるデザインノートを踏まえ、令和2年度から土木の実施設計とプロジェクトによる検討を進めてきたが、その基本的な部分としてのデザインガイドラインとリニア駅からの二次交通の在り方について、市民に向けた1回目の報告の場として5月28日にオンライン報告会を開催したとの説明がありました。 また、この報告会を踏まえて、意見交換を行うことにより、リニア駅整備に向けた市民の機運醸成につなげるとともに、次のステップである事業実施段階に向けた新たな仕組みを構築するための起点と位置づけていくとの説明がありました。 説明に対し、委員から、市民との意見交換を行う場として、以前説明があった出前講座のほかに飯田市が主催する説明会の開催について具体的な展開を考えているかとの質疑があり、出向いていって市民との間で行う意見交換の場を創出すべく、まちづくり委員会や学校に案内を行っている。できるだけ多くの多様な意見を伺いたいと考えており、自治振興センター、公民館などを通して様々な団体への案内と周知に努めているとの答弁がありました。 さらに、委員から、報告会の動画配信について、再生回数とそれに対する評価、出前講座の希望の有無はとの質疑があり、直近の6月13日現在で、動画の再生回数は1,517回。デザインガイドラインの説明の部分は179回、リニア駅からの二次交通の在り方の説明の部分は215回となっている。まだまだ多くの方に見ていただきたいと考えている。上郷地区で、自主的に集まって動画を見ていただくような状況も発生してきていることから、出前講座など、今後も様々な意見を聞く機会を設けてまいりたいとの答弁がありました。 また、委員から、報告会で市民からいただいた43の意見を今後どのように共有するか、また、その意見を今後生かす場所はあるかとの質疑があり、7月中旬に予定する第2回報告会も踏まえ、市民からいただいた意見の年代別、地域別などの属性の分析を行った上で、8月下旬に予定する意見交換の場で共有を図り、公表してまいりたいとの答弁がありありました。 続いて、委員から、リニアについて市民に関心を持ってもらうことが報告会の狙いであるとすれば、市民からいただいた意見については今の段階で公表してはどうかとの意見がありました。 さらに、委員から、コロナ禍であり、出前講座の受入れが困難であることも想定されるが、これからの飯田市を担っていく子供たちに向けた分かりやすい動画や説明を用意できないかとの質疑があり、専門用語などの分かりにくい点もあったため、できるだけ分かりやすい説明の仕方を検討したいとの答弁がありました。 また、委員から、リニア駅周辺整備により、リニアの開業効果と飯田市内の地域資源をどのように結びつけるか、また、スケジュールをどのように考えているかとの質疑があり、整備を予定している駅前広場、魅力発信施設などでリニア開業効果をどう生かすか、報告会での市民からの意見も踏まえて協議を進めてまいりたい。スケジュールは現在検討中である。また、リニアの整備効果を地域振興に生かすビジョンにおいて、駅周辺を交流重心と捉え、南信州広域連合各ブロックを含む地域全体に整備効果を生かしていけるように、土地利用計画も含めて真摯に検討したいとの答弁がありました。 さらに、委員から、リニア駅周辺整備事業を地域振興にどう生かすかは、リニア推進部にとどまらず、産業経済部などの関連部署ともに連携してオール飯田市役所の視点で進めていただきたいとの要望があり、リニア駅周辺整備事業を具体化していく際には、エネルギーやゼロカーボンといった点では市民協働環境部、農業、工業といった産業振興の点では産業経済部などとの連携が必要になる。今回の報告会の整理を行った上で、南信州広域連合の構成町村の首長も含めて輪を広げて議論をしてまいりたいとの答弁がありました。 続いて、委員から、リニア駅周辺整備事業の市民に対する周知の方法の工夫、駅前広場整備のイメージとして民間の商業施設を求める市民の声への対応、3つのプロジェクトの進行状況の早急な提示についての要望があり、多様な意見を聞く手段としての動画配信のほか、情報発信の仕方を的を射たものとして市民との情報を共有し、市民から意見を計画に反映しつつ、3つのプロジェクトの進捗状況を示してまいりたいとの答弁がありました。 次に、執行機関側から、令和3年度二次交通の在り方調査業務についての説明がありました。 移動実態・拠点の把握、リニア開業に伴う異動受容と課題、交通モード等の整理を踏まえて、リニア駅との望ましい接続についての考察を行ったこと。また、リニア駅とJR飯田線との接続について、経済性、所要時間、利便性、地域への波及効果の項目で、乗換新駅設置と既存駅接続との比較検討を行った結果、既存駅接続のほうが優位と判断したとの説明がありました。 説明に対し、委員から、乗換新駅設置と既存駅接続を比較した結果、既存駅接続を行うとする機関決定に至る手順はとの質疑があり、JR飯田駅に期待する機能として、地域住民の足に次ぐものとして、観光資源としての活用が求められており、リニア開通後も既存駅を活用しながらJR飯田線そのものを観光資源として活用してまいりたいと考えており、まずは問題提起をいただいた当委員会にお示ししたところであるとの答弁がありました。 さらに、委員から、今回の調査に関し、調査機関、調査対象、調査人数などベースとなるものは示されているかとの質疑があり、今回の調査では、データとしては主に過去に長野県や期成同盟会が実施した調査結果を活用して分析・検討する一方で、新たに飯田下伊那地域の各自治体への聞き取り調査を独自に行い、その結果を踏まえた内容となっているとの答弁がありました。 また、委員から、令和3年3月に当委員会から執行機関に示したリニア駅周辺整備実施設計に向けた提案の提案2で、JR飯田線との接続について、関係機関との協議に当たっては、市議会との協議を通じた判断を踏まえて臨まれたいとしているが、今後市議会との協議の場を設けていただけるかとの質疑があり、今定例会閉会後に予定している全員協議会にて説明と協議を行いたいとの答弁がありました。 次に、執行機関側から、リニア関連事業に関する住民説明会についての説明がありました。 JR東海が3月8日に座光寺地区で、そして同月9日に北条地区で長野県駅(仮称)工区及び風越山トンネル上郷工区の現在の状況について説明会を開催し、駅部区間の全体概要、先行して検討を進めている竜西一貫水路の付替え、土曽川橋梁の計画概要等について説明されるとともに、風越山トンネル上郷工区についても、施工ヤード土曽川及び施工ヤード上郷の計画概要についての説明がありました。 説明に対し、委員から、代替地整備工事の際に工事用車両などが近隣住民に及ぼした軽視できない状況を振り返り、振り返りの結果を課題として踏まえて教訓とし、本格的な工事に生かしたほうがよいと考えるがどうかとの質疑があり、丹保・北条代替地工事で住民から意見をいただく場面もあり、市として今後の工事に生かすとともに、JR東海にこうした様々なケースを伝えながら必要な対策を取ってまいりたいとの答弁がありました。 さらに、委員から、今後予定されている国道拡幅の工事用車両の影響を見据え、周辺市道へ迂回する車の増加など、懸念される事項への本格的な検討の見通しはとの質疑があり、JR東海の本線工事と国道工事のほか、今後、市の駅周辺整備工事も重なることから、朝晩の通勤時間帯への配慮、学生の通学路の確認等をしながら、できる限り安全対策をJR東海、県及び市の3者協働で情報共有をし、調整を行いたいとの答弁がありました。 また、委員から、交渉の際、JR東海は県を窓口にと言うが、三遠南信自動車道の工事のように住民側に立った説明を行わないと、令和5年開始の工事の際に地域の協力を得られない。JR東海の社長と長野県知事が懇談する場面等もあるが、地域の声としてきちんと上げてもらうことができないかとの質疑があり、今後大きな工事に着手するが、住民の理解は当然ながら事業推進の上での前提であり、市町村からJRに対して意見を申し上げてまいりたいとの答弁がありました。 続いて、委員から、工事用車両などを含む苦情への対応窓口を明確にしていただきたいとの要望があり、事業者としてJR東海と一体となって寄せられた意見に対して対応してまいりたいとの答弁がありました。 最後に、委員から、新しい時代の新しいエリアを整備するに当たっては、駅周辺整備とその外側の規制とをセットで説明いただきたいとの要望があり、駅周辺整備区域のさらに周辺については、駅周辺整備計画に基づいて土地利用計画、それを担保する都市計画、さらには景観の駅周辺整備からのにじみ出しについて考慮しながら、座光寺地区、上郷地区周辺などの計画をどう整理していくか、その方向性を示したいとの答弁がありました。 以上、リニア推進特別委員会の報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、次に進みます。 ここで、所管の委員会へ付託いたしました陳情1件につきまして、審査が終了しておりますので、その結果について報告を願うことといたします。 陳情1件につきまして、産業建設委員会の報告を求めます。 産業建設委員長、竹村圭史君。 ◆産業建設委員会委員長(竹村圭史君) 産業建設委員会に付託となりました陳情1件の審査の結果について御報告いたします。 飯田市鼎西鼎581番地、飯伊農民組合組合長、伊藤公平氏から提出がありました令和4年陳情第3号「水田活用の直接支払交付金の見直しを中止し、交付金支払いを継続するよう意見書を提出願いたい」は新規の陳情です。 採決の結果、不採択とすることに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 初めに、本陳情については陳情者から願意説明の申出があり、5月24日に開催した産業建設委員会にて会議規則第131条の8の規定による参考人として陳情者を参考人招致することに決定しました。6月10日の陳述審査では、意見陳述として陳述趣旨を聞いた後、委員から参考人への質疑を行いました。 委員から、陳情理由に長年にわたって交付金により営農を維持しているとあるが、実態はどうかとの質疑があり、水田の土地改良、中小用水路の共同改修などの維持管理費等の経費資金としているとの答弁がありました。 続いて、米価は安くなっているため、野菜等へ転作したほうが収益が上がるのではないかとの質疑があり、高収益の作物は推進されているが、高収益の野菜は非常に労力を要する。高齢者等はやむを得ず水田を続けている。また、第三者に委託した場合、耕作してもらうための負担金が必要になるが、負担金の支払いには交付金が必要不可欠であるとの答弁がありました。 参考人への質疑の後、委員から、執行機関側へ交付金制度について水田活用の直接支払交付金制度の本来の目的、見直し経過及び意図について確認したいとの質疑があり、交付金は、減反政策に代わり、産地が需要に応じた農作物を生産するための転作助成の柱としての国の制度である。戦略作物助成産地交付金等から成っている。戦略作物助成は、飼料用米や麦、大豆などであり、水田の形状をしていても生産できるもの。産地交付金は、地域の実情に応じて高収益の農作物を生産する場合に支給され、野菜や果樹も対象としている。野菜、果樹は、5年に1回水田に戻すことは難しい。平成29年からは、水田はあぜや横に水路があることなどが条件となり、条件を満たさないと交付金は支給されなくなった。さらに、今年度より、今後5年間のうちに水が張れない場所は水田ではないとみなし、交付金の対象から外すことが明確化されたとの答弁がありました。 執行機関側の答弁の後、委員から、採択あるいは不採択の立場で発言がありました。 委員より、交付金の見直しは、国の方針により農地の集約を進め、産地づくりに取り組んできた農業生産者に与える影響は大きく、耕作放棄地や離農者増加につながることを懸念する。また、多年生作物に対する戦略作物単価、特に輸入牧草の高騰が続いていることもあり、畜産経営者に対する支援も行われる中では必要な交付金であり、採択との意見がありました。 次に、もともとは減反政策から始まった制度。水田から野菜、果樹に転作してきた方は意欲を持って取り組んでいるため、交付金を重要視していない。転作した場合はほかにも補助金等があり、5年間は猶予があることから不採択。 また、令和9年から始まる事業であり、早急に対処しなくてもよいのではないか。下伊那は稲作が中心でないことも考慮して不採択との意見がありました。 さらに、長年にわたり交付金により農地の荒廃化を防ぎ、営農を維持してきたとあるが、戦略作物助成や産地交付金を活用し農地の荒廃化を防ぐために取り組んでいる。農業水路については、地域、県や市でも対策に取り組んでいることを考えると不採択。 また、この交付金を考えたときに、産地や農業者自らが経営判断で行うことを後押しする制度であることを考え、不採択。 さらに、制度の目的や意図、改善に至った経過を確認した上での判断は不採択との発言がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの報告につきまして、御発言はございませんか。     (挙手する者なし) ○議長(井坪隆君) 御発言がございませんので、これより陳情1件について採決いたします。 お諮りいたします。 陳情1件を委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、陳情1件は委員長報告のとおり決定されました。 次の日程に進みます。----------------------------------- △日程第4 議案審議 ○議長(井坪隆君) これより議案の審議に入ります。 去る5月24日及び6月7日の本会議において、各常任委員会へ付託し審査を願うことにいたしました議案11件につきまして、審議を願うことにいたします。 初めに、議案第42号、議案第43号及び議案第47号の以上3件を一括議題とし、総務委員会の報告を求めます。 総務委員長、熊谷泰人君。 ◆総務委員会委員長(熊谷泰人君) 総務委員会に付託となりました議案3件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第42号「飯田市税条例等の一部を改正する条例の制定について」では、市税条例改正のため、市民に分かりやすく伝える必要がある。どのように分かりやすく市民に伝えるか。また、現段階で具体的な計画などはあるかとの質疑があり、市民に分かりやすく伝えることは重要だと考えており、広報、ホームページ等での周知を想定している。現段階では、まだ具体的な周知の内容等を検討していない。例年、確定申告を行う時期にお知らせしているので、市民に分かりやすく伝わるように今後具体的な対応を考えていくとの答弁がありました。 次に、議案第43号「飯田市印鑑の登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について」では、条例改正に関連し、市民のマイナンバーカード交付率を上げる必要があると考えるが対応はとの質疑があり、当市の6月1日付人口に対するマイナンバーカードの交付率は35.19%となっており、国・県に比べて交付率は低い状況にある。交付率が低い要因の一つには、申請手続が面倒と感じる市民が多いことが上げられるため、現在、出張申請に取り組んでいる。全20地区対象に24回実施する予定で、これまでに6地区で開催し、665人の申請を受け付けた。このペースが続くと、1,500人以上が申請する見込みである。また、各地区での出張申請が終わった段階で、手挙げ方式ではあるが、企業、団体等へも出向いて申請受付を行う予定である。出張申請では、申請者のサポートを行うことで手間も少なく、交付時に市民課に出向くこともないというメリットがあるため、促進効果があると考えているとの答弁がありました。 また、10月からコンビニエンスストアで印鑑登録証明書の発行を受けられるようになるが、偽造防止等の点で心配はないかとの質疑があり、セキュリティー対策としては専用回線を使用しており、印刷時に偽造・改ざん防止の技術が施される。全国的には約9割に当たる方が利用できる状態にあり心配はないとの答弁がありました。 次に、議案第47号「飯田市コミュニティ防災センター条例の一部を改正する条例の制定について」では、旧公民館部分は後利用として貸館はしないとのことだが、既存施設の有効利用の観点などから、今後使用の希望があれば、活用方法など在り方を検討するかとの質疑があり、現在のところ、明確に使用したいとの声は届いていない。施設の維持、メンテナンス費用の観点も考慮しながら、今後具体的な声が届けば都度検討したいとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案3件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案3件について、委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案3件は委員長報告のとおり決定されました。 続いて、議案第44号及び議案第46号の以上2件を一括議題として、社会文教委員会の報告を求めます。 社会文教委員長、木下徳康君。
    社会文教委員会委員長(木下徳康君) 社会文教委員会に付託となりました議案2件につきまして、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第46号「飯田市病院等料金条例の一部を改正する条例の制定について」では、入院差額料の設定について、他の医療機関の状況を参考にしたとのことだが、飯田下伊那の医療機関を参考にしたのか。また、これに関連し、比較した医療機関の状況はとの質疑があり、飯田下伊那をはじめ県内同規模の公立病院を含めて検討をした。調査した医療機関それぞれ料金に違いがある中で、比較的低めの料金に設定したとの答弁がありました。 続いて、改定する特別初診料の周知をどのように考えているかとの質疑があり、かかりつけ医から紹介が必要であることをPRしていく必要がある。より丁寧な説明をしていくとの答弁がありました。 また、国の方針により特別初診料の徴収すべき金額の下限が7,000円に引き上げられたとのことだが、7,700円とした理由はとの質疑があり、国の新たな方針では、患者負担が2,000円引上げとなり、病院の診療報酬は200点差し引かれることから、内税にすると消費税分が病院からの持ち出しになってしまうため、他の医療機関を参考に消費税を含めて7,700円としたとの答弁がありました。 議案第44号「飯田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について」については、特に申し上げることはございません。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案2件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案2件について、委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案2件は委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第45号及び議案第48号から議案第50号までの以上4件を一括議題とし、産業建設委員会の報告を求めます。 産業建設委員長、竹村圭史君。 ◆産業建設委員会委員長(竹村圭史君) 産業建設委員会に付託となりました議案4件につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 議案第45号「飯田市南信濃観光施設等条例の一部を改正する条例の制定について」では、飯田市南信濃南和田特産物等販売施設の敷地に関して、借地にて地権者1名と賃貸借契約とあるがいつまでか。また、敷地の賃借料はとの質疑があり、1名の方と1年ごとの更新契約をしており、年間2万円強の賃借料であるとの答弁がありました。 また、建物は解体するのかとの質疑があり、今回、用途を廃止するということで、地域とも協議し了承を得ている。今後、施設の後利用について地域と協議していく方針であるとの答弁がありました。 さらに、今後地域と協議していく中で、市として改修等をする考えはとの質疑があり、地域との話合いの中では、施設の老朽化はやむを得ないと理解していただいている。後利用については、遠山郷全体の公共施設マネジメントの中で協議していくとの答弁がありました。 続いて、この施設の解体撤去の費用はどこが負担するのかとの質疑があり、解体撤去となれば、飯田市の所有する建物のため、市の負担となるとの答弁があり、さらに、建物の活用について、一定の区切りを持ったスケジュール感で進めているか。また、この施設を含めた遠山郷全体の施設マネジメントに関わる老朽化や利活用されていない建物についても今後どうしていくか、スケジュールを立て取り組んでいくのかとの質疑があり、建物の活用については、今までも地域と協議してきており、今年度中に方向づけをしていく。遠山郷には多くの施設があるが、公共施設マネジメントにのっとり、地域と協議しながら施設の集約、廃止、統廃合等スケジュール感をもって進めるとの答弁がありました。 議案第48号「工事請負契約の締結について(令和元年度社会資本整備総合交付金事業道路改良工事)」では、当該案件は、5月17日の告示日の議会運営委員会において、議決権を有する議会にとってゆゆしき問題であり、議長から市長に対して再発防止を求める申入れ書を提出する方針が確認され、併せて申入れ書の文案については、所管する当委員会の審査を踏まえ、議会運営委員会の正・副委員長に一任することが確認されています。 当委員会では、案件の再発防止策等について、議員間自由討議を行い、工事請負契約の締結に関する点と議決漏れの再発防止策の策定の2つの視点に分け、質疑を行いました。 初めに、工事請負契約の締結に関する点に関して、工事請負契約の締結にて増工額が約2,700万円で2割強増加している。増工による契約は新契約にみなすのか、当初契約のままなのか。増工となった原因は、当初の基本設計や見積りの時点では分からなかったかとの質疑があり、当初契約からの金額が何割を超える場合に別契約とするという当市独自の基準はない。そのため、国土交通省における当初契約から30%を超える契約については別契約とする基準を当市も適応している。道路改良工事においては、既設道路の拡幅工事であったため、CBR試験という土質試験を行い、土質がよいと判断し工事を行った。しかし、掘削をしてみると予想以上に軟弱な地盤であったため、70センチ程度土の入替えを行ったとの答弁がありました。 また、ボーリング調査等は行ったかとの質疑があり、道路改良においては、CBR試験を実施してから舗装構成の設計をする。ポイントを決めてCBR試験を行うため、全体の状況はそのポイントの試験結果を基に予想して設計するしかない。それゆえ、実際に掘削した状況により変更が生じてしまうこともあるとの答弁がありました。 さらに、工事開始後の状況により、土の入替えが必要となっている。結果論ではあるが、設計時の見積りが甘かったのではないかとの質疑があり、増工になったことについて、設計時の見積りが甘かったのではないかという御指摘については真摯に受け止める。増工になった大きな要因は、発生土の処分場を喬木村から千代へ変更しなければならなくなったという想定外の事象が生じたためであるとの答弁がありました。 続いて、経緯の中で、工事変更伺の起案から工事変更伺の決裁完了まで11日間あるが、再契約に至るまでの期間としてはどうかとの質疑があり、工事の進捗状況にもよるが、変更設計をするには予想も含め出来高を把握しないとできない。請負業者とも打合せした後に設計を組み直し、その後、工事変更伺を起案し、決裁を得ることになるが、内容確認を含め、この程度の期間は必要と考えるとの答弁がありました。 次に、基本設計は市が全て行っているかとの質疑があり、道路改良、宅地造成含めて市が全て実施しているとの答弁がありました。 また、今回は、金額の増加、工事内容、期間の変更等全部で3回の変更があったが、ほかの契約についてもこのように変更しているのかとの質疑があり、工事を発注する上では、調査後に現場の状況に合わせた図面を作成し設計をしている。しかし、工事中は予想外のことも発生するため、設計と現場が合わないこともあり、その場合は変更が生じる。今回は、残土の処分場の変更も影響しているが、第2工区の排水構造物施工も増工となっている。これは移転をお願いしている皆様が早期の移転を望んでいることもあり、代替地早期完成を目指し、工事を効率的に進めるために上下水道の施工に合わせて第2工区の排水構造物の施工をしたとの答弁がありました。 さらに、通常の工事においても今回の工事のような変更が起こるのかとの質疑があり、通常、土木工事においては、先ほどの答弁のとおりの手順を踏む。全体的な工事の流れは、単年度で終わるものばかりではなく継続的なものもある。今回のように移転先を早く用意することも含め、効率的に工事を進める観点と経費削減等も考慮して変更していくことは考えられるとの答弁がありました。 また、当初設計の精度はどうかとの質疑があり、当初予定していた事業費で進めていくことが本来であり、増工については、結果的に見通しが甘いとの御指摘は受けざるを得ない。現場合わせの部分、関連事業との工期やタイミングなど、市民や受益者の方に有利になるように進め、当初予算段階において当初設計の精度を高めていくとの答弁がありました。 さらに、出来高予想は難しいが、チェック体制も含め、どのくらい量が増えたかなどの最終確認をしているかとの質疑があり、変更となった数量などは、担当者が現場で確認し、請負業者からも聞き取るとの答弁がありました。 2つ目の議決漏れの再発防止策の策定の視点に関して、変更契約のたびに契約書を取り交わすのかとの質疑があり、金額、内容、工期の変更があるが、その都度契約を取り交わすとの答弁があり、さらに、契約書には、変更後の総額1億5,000万円の金額が明記されているかとの質疑があり、変更契約書には変更後の総額は表示されず、変更金額2,700万円のみ表示されるとの答弁がありました。 続いて、議会の議決に付すべき契約の案件のチェック機能はどうなっているかとの質疑があり、議決案件などについて、総務文書課より議決事項になる例を示した通知を出しているが、財政課では、議会の上程や議決までの進行管理をチェックする体制はなかったとの答弁がありました。 さらに、経過の中で財政課においても変更契約締結伺の作成段階で確認できなかったとの記述があるが、変更契約締結伺の回覧はされていなかったのかとの質疑があり、この案件についても財政課には回覧はされていた。本来であれば、仮契約書を作成するべきであったが、通常の変更契約書を用いて作成したため、リニア推進部でも財政課でも気づかずに進めてしまったとの答弁がありました。 また、仮変更契約書が作成できていなかったことが今回の一番の真因であるかとの質疑があり、最初から仮変更契約書を用いて作成していれば気づいたはずだが、当初より通常の変更契約書を用いてしまったことが誰も気づかなかった要因であるとの答弁がありました。 さらに、手続上、仮変更契約から本契約の流れになっているが、チェック機能がなかったのかとの質疑があり、1億5,000万円を超える契約は、議会に付すべき案件であることは職員は認識をしているが、今回のように変更で超えることはまれなケースであるため、知識が及ばなかったとの答弁がありました。 また、改善策で示された様式を使用することにより、チェックシステムで欠けていた部分は防げるようになるのか。また、システムの周知徹底も含め、職員の作成判断についても徹底することは可能であるかとの質疑があり、今回作成の様式を使用すれば、システム的にも制御されるようになり、エラーは防げる。この様式を使用することについては、全職員に研修等で周知徹底を図るとの答弁がありました。 さらに、職員への周知徹底はどのように行い、周知が完了した判断やシステムの対策効果があった確認はどのように行うかとの質疑があり、今回の事例についてと様式変更等については、6月1日付で全庁的にグループウエア及び電子メールにて通知済みである。加えて、職員研修の中でも徹底をしていく。高額の契約案件は、財政課の合議が必要になるため、財政課においても漏れなくチェックを行うことを徹底するとの答弁があり、必要に応じて財政課に提出された書類の確認だけではなく、書類作成の必要がない部署にも周知されたことの確認をする必要があるとの意見がありました。 続いて、今回の事案については、うっかりミスとの判断でよいかとの質疑があり、予定価格1億5,000万円を超えることは職員としては承知していなければならない。変更契約というまれなケースではあるが、気づかなければならなかったとの答弁がありました。 また、決裁にはどのくらいの人数が関係しているのか。多数が確認していてうっかりミスは考えにくいことではある。職員は共通認識を持っているのかとの質疑があり、職員であれば議決に付すべき案件については承知しており、認識があることが当然と思っているため、思い込みで判断をせずチェックする必要があったと認識しているとの答弁がありました。 次に、議長声明の中で明確な地方自治法違反とあったが、執行機関側の中で誰もが見落としたことについての責任の所在や経緯は検討したかとの質疑があり、予算編成にて道路改良事業の設計を行い、1億5,000万円を超えるものにおいては議決が必要な案件になることを確認した上で予算の組立てを行っている。今回のように増工、変更によって1億5,000万円を超える場合、変更伺契約の締結に至るまでには、市長決裁まで行っている。変更契約は二千数百万円であるが、トータルでの事業費は1億5,000万円を超えていることは判断ができる。契約行為だけではなく、契約行為により議会の議決が必要な案件だということのチェックができなかったことについては思いが至らなかった。一人一人の知識の限界、認識不足だと思っている。一般論だけではなく、どのような状況であっても判断ができるまでの知識が至っていなかったと反省するとの答弁がありました。 続いて、知識の限界もあるが、民間の原因究明の手法を取り入れていかないと必要なフォローアップができないのではないかとの質疑があり、年度末の決算に向かい、工事は繰越しが必要か、工期内に終わるのか、増工の有無についての内容確認を職員は行っている。議会案件になっているかをなぜ気がつかなかったのかも含め、一般論の1億5,000万は議会案件ということではなく、どういう状況になったときに、どの段階で何のチェックが必要かを判断するための実務的な知識や確認をするそれぞれの立場での知識に不足があった。その部分の研修をしていく必要はあるとの答弁がありました。 さらに、平成23年の損害賠償案件に関わる議会未提出案件が発生したときに、議会から大きく2つの件で申入れを行った。特にコンプライアンスの重視を申し入れ、当時の市長から取り組むという回答があった。平成23年の事案と今回の事案のコンプライアンスについての認識はどう捉えるかとの質疑があり、損害賠償案件に関わる議会未提出案件に関しては、財政課の立場からは、予算の補正もなく、予算執行もない、この事例が議会案件であるという職員としての認識が薄かった。議決が必要な案件についての職員の周知は広がってきているが、今回の事案に対しては、どのような状況においても対処するという実務レベルでの深い研修ができていなかったことは反省をしているとの答弁がありました。 項目ごとの質疑が深まったところで、委員長発議により、議決漏れの再発防止策の策定に関して4つの論点に分けて議員間自由討議を行いました。 初めに、平成23年に出された申入れ書に対する回答にある契約、財産の取得、訴えの提起等の議決事項など議会に関係する手続について、損害賠償に係る事務処理同様、手順を確認し、マニュアル化及びチェック体制の強化を行いますができていなかったことについて、今回の申入れでどのように扱うかについては、平成23年の議会の申入れを行ったときに、結果の報告を求めていなかったため、今回の申入れは、具体的な結果の報告を求めるべきとの討議がされました。 次に、今回示された見直し案で再発防止が本当に図ることができるのかについては、様式を変更したが、職員への教育方針の徹底を図る。対策効果の確認が必要であり、求めていく。監査体制や二重チェックを実施するとの討議がされました。 また、コンプライアンス教育が機能しているかについては、原因究明した後に、研修のターゲットを明確にする。誰に行うかが重要。時間がたつとマンネリ化するため、繰り返し定期的な研修の実施。実務的な面でも対策が必要との討議がされました。 さらに、責任の在り方はどうあるべきかについては、市民の方より、不祥事が立て続けに起こることに関して組織の管理ができていないとの御指摘をいただいた。原因究明も必要だが、組織の管理者の責任である。管理者の考え方を確認したい。議会の議決権の行使、議会の責任、議会としてできることを行うとの討議がされました。 議員間自由討議の結果と議会運営委員会への申し送り事項につきましては、別紙の委員長報告補足資料にて御確認ください。 議案第49号「和解をすることについて」では、初めに、今回の和解の相手方に温泉ポンプ交換等を発注した経緯はとの質疑があり、もともとは、当初温泉を掘削した業者に源泉ポンプの交換及びポンプ等の点検を委託していた。掘削業者が廃業したことに伴い、掘削業者と共に工事、点検等を行っていた相手業者に平成21年度から工事を発注したとの答弁がありました。 次に、今回の事案は、ポンプ点検中の事故であり、一般的な通常損害にならないのかとの質疑があり、ポンプが落下したことに起因する損害は通常損害に当たる。一方で、落下したポンプを引き上げられなかったことは特別の事情であり、予見できなかったと判断されたとの答弁がありました。 また、和解に応じないとした場合の検討は行ったかとの質疑があり、その点は代理人弁護士とも検討した。今回の和解に応じなければ継続審議となるが、相手側の経営状況等を把握する中で、今回示された金額が和解に至る最大限の金額と判断したとの答弁がありました。 さらに、それは代理人も同様の見解かとの質疑があり、代理人とは幾度となく打合せをしており、その中で代理人の判断でもあるとの答弁がありました。 また、和解した後、次の段階をどう考えるかとの質疑があり、地域としては、かぐらの湯は大切なもので何とかしたいとの思いが強い。昨年、全国道の駅支援機構に業務委託した道の駅「遠山郷」の運営改善計画でも、集客に温泉は必要であるが、温泉だけでは経営は難しく、そこには食堂、土産物、さらには遠山郷を生かしたアクティビティーを複合的に整備する必要性が示された。地域では、新しい経営体の立ち上げの検討も始まっており、その中で道の駅の運営をどうするのか、温泉をどうするのか、地域と一緒になって検討を進めていくとの答弁がありました。 さらに、そのスケジュール感をどう考えるかとの質疑があり、地域の熱い思いは早期にであるが、新たな経営体を立ち上げるにしても運営計画がしっかりとしていることが大前提となる。早急に地域との検討を進めていくが、今明確な時期は答えられないとの答弁がありました。 議案第50号「損害賠償の額を定めることについて」では、初めに、破損した排水管の改修方法、予定はとの質疑があり、現地の地形的な状況から工法等の選定に時間を要したが、破損した排水管の中に必要な流量を確保できる新たな管を入れ込むことを予定している。間もなく施工業者が決定する。業者が決定したら速やかに地元調整を行い着工するとの答弁がありました。 また、事故は予見できなかったのか、再発防止をどう考えるかとの質疑があり、マンホール、管理孔からの巡視、目視を基本とするが、異常があると判断すれば、潜行調査あるいはテレビカメラ調査を実施する。下水道の管路は埋設されているため、マンホールを開けて直接目視による点検を年間で2,000か所程度行っている。市内のマンホールは約3万個であり、限られた予算の中ではあるが、重要度や被害規模等を考慮する中で巡視点検を進めていくとの答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (挙手する者なし) ○議長(井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案4件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案4件について、委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案4件は委員長報告のとおり決定されました。 次に、議案第51号及び議案第52号の2件について、予算決算委員会の報告を求めます。 予算決算委員長、山崎昌伸君。 ◆予算決算委員会委員長(山崎昌伸君) 予算決算委員会に付託となりました議案第51号及び議案第52号の2件の議案につきましては、いずれも原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要ですけれども、5月24日及び6月7日に全体会を開催し、付託議案の審査を分科会へ分担するとともに、6月8日から6月10日にかけて各分科会を開催いたしました。 また、本日、後期全体会を開催し、分科会における審査の経過報告を受けて議案の審査を行いました。 審査の経過につきましては、全議員で共有しておりますので割愛をさせていただきます。 以上、予算決算委員会の報告といたします。 ○議長(井坪隆君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 期日までに討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案2件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案2件について、委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案2件は委員長報告のとおり決定されました。 次の日程に進みます。 続いて、本日上程となりました議案の審議に入ります。 議案第53号「飯田市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。 朗読を省略し、直ちに執行機関側の説明を求めます。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 議案第53号の提案理由を御説明いたします。 昨日、臨時記者会見を開き報告をいたしましたが、児童手当及び子育て世帯への臨時特別給付金の振込口座誤り並びに支給遅延という事案がございました。 当事者の皆様に多大な御迷惑、御心配をおかけしましたことについて心から深くおわび申し上げますとともに、市民の皆様の信用を損なったことにつきまして深くおわび申し上げます。大変申し訳ございませんでした。 本案件を把握したにもかかわらず、危機事案としての報告、部下への適時適切な指示及び確認を怠った健康福祉部長、子育て支援課長に対し、6月15日に懲戒処分を行いました。 本条例案は、健康福祉部の度重なる不適正な事務処理事案の発生を重く受け止め、職員配置をはじめとする組織体制や、職場環境を整備する責任者として、私の7月分の給料月額を減額いたしたく、本日議案として上程させていただくものであります。 失われた信用はたやすく回復できるものではありませんが、初心に立ち返り、職員一丸となって職務に邁進する所存でございます。 議案の内容につきましては担当から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(井坪隆君) 議案第53号について、原田総務部長。 ◎総務部長(原田太仁君) 議案第53号について御説明申し上げます。 本案は、飯田市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部改正でございまして、ただいま市長から提案理由を申し上げたところでございます。 改正の内容は、附則に1項を加え、令和4年7月分の市長の給料月額を減額するものでございます。 附則は、施行日を定めるものでございます。以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(井坪隆君) 議案に対する説明が終了しました。 ここで、議案1件に対する質疑通告を受け付けることといたします。 通告は、議会事務局において受け付けます。 通告はございますか。     (挙手する者あり) ○議長(井坪隆君) 質疑通告があるようですので、議案に対する質疑通告は事務局にてお願いいたします。 ここで、議案1件に対する質疑通告のため、暫時休憩としたします。     14時08分 休憩-----------------------------------     14時35分 再開 ○議長(井坪隆君) それでは休憩を閉じ、会議を再開いたします。 これより議案の質疑に入ります。 通告順に従い発言を認めます。 原和世君。 ◆23番(原和世君) それでは、議案第53号「飯田市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」について質問させていただきます。 お手元の通告書に沿ってお聞きしてまいりたいと思います。 初めに、市長は、続く不祥事に鑑みて、今回自ら報酬の10分の1を1か月減額するということでありますが、この減額の10分の1についてどのような根拠で相当額としたのか、まずお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(井坪隆君) 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 処分の量定というのは、過去の事例であったり、他市町村の事例であったり、そういったものを参考に図るということを、職員の処分についてはそのようにしております。 今回の私自身の内容につきましても、過去の例に照らしてこの内容が適当であると判断をいたしました。 ○議長(井坪隆君) 原和世君。 ◆23番(原和世君) 今、処分の基準といいますか、それに客観性を持たせるために過去の事例であるとか、他市の状況という事例を見ながらということでありましたけれども、一転、最近の大変なニュースになりました阿武町の関係のニュースを御覧になっている方は多いかと思いますけれども、ここでは、町長の月給を50%、副町長を40%、それぞれ3か月という大変重いと思われる処分を自らしています。その理由として、一番の責任は町長にあって、一番重い処分にしたということがコメントに書かれております。 それから、飯田市の職員の懲戒処分等の指針というのがございますけれども、ここにも、この第6条に、職員の懲戒処分に当たっては、職員懲戒審査委員会の審査をもってということで、詳細にその案件について記されております。 こういうことからすると、今の過去の事例もしくは他市の事例ということの中でいくと、今回の市長が10分の1というところの客観性がどうかなと問われるわけであります。 そこで、職員には、こういう懲戒処分の委員会があって決められるわけでありますけれども、やっぱり理事者、それを管理する者の懲戒においても客観性をどう持たせるかという基準も必要じゃないかと思うんですね。決して、私は今回の内容がどうこうということをまず申し上げるわけじゃなくて、そこのところをどう考えていくのか、今回の事案を踏まえて、そのことを次にお聞きしたいと思います。 ○議長(井坪隆君) 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 今の御指摘は、非常に傾聴に値するかなと思っています。というのは、職員につきましては基準もあり、また、懲戒審査委員会でその最終的なといいますか、市長に対してこういう内容が妥当であるという、そういう合議をすると、そういうこととなっています。 一方で、市長自らについては、過去の事例や他市の事例を資料としてもらった上で、自らが判断をするということになっておりますので、その点についてそういった審査委員会や基準があるほうが判断しやすいというふうに思います。客観性も含めて判断しやすいと思いますので、現在飯田市にはそういったものはないわけですけれども、そういったものの設置について、今お聞きした時点では研究してみたいというふうに思いました。 やる、やらないについては、判断を要するかと思いますし、それこそほかの例も見てみたいと思いますけれども、今の御意見については興味深くお聞きをいたしました。 ○議長(井坪隆君) 原和世君。 ◆23番(原和世君) それでは、2つ目の質問をさせていただきます。 さきに新型コロナの生活困窮者自立支援金給付事業に際しまして、不適切な事務処理を行っていた職員に対し、減給10分の1を3か月という処分を下しました。 この処分に関して、市民の間には職員だけの問題であったのか、職員が気の毒ではなかったのか、また、市の責任も重いのではないかという意見も多く聞きます。 改めて、今回の市長の減給の一因であります給付金誤送金は、不適切な事務処理を重ねた要因に上司である担当課長も部長も忙しかったためという中で、認識や注意が足らず、報告も処理も思いが足らなかったということからしますと、根本的には同じではないかなと思われます。 さきの事案につきましては、当初私も伺ったときに、全く言語道断だというふうに思っておりましたけれども、そのときの職員の勤務状況、本来は廃止されるはずの職員が廃止されずに自分で抱えてこの処理を当たってきた、真面目な職員ほどこういうふうになりやすいのではないかなということが推察されます。 その時点では、やはりあってはいけないことということで、事案についてはそんな感想を持ったわけでありますけれども、今回のケースを昨日から総務委員会と健康福祉委員会の協議会の中で内容を伺っていると、相当な勤務状態の中で、土・日も、それも平日も遅くまで仕事をする中の業務の中で、通常な精神状態でなかったことがうかがえました。とすると、今回の処分と先回の処分とどう違ってくるのかなとも思えるわけであります。 そこで、今回は、市長はこれら一連の事案を鑑みて自らの処分を取ったわけでありますけれども、本当に一連の処分が妥当だったのかどうなのか、改めて考えるべきではないかと思いますが、市長としてはどのように、今回の一連の事案の公平性といいますか、その処分の在り方について考えるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(井坪隆君) 念のために申します。3回目ですので、これで。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) まず、それぞれの職員の処分については、事案の内容を過去、あるいは他市の事例に照らして懲戒審査委員会で内容を審査した上で決定をしておりますので、それぞれの処分について重い、軽いというのは、改めてここで申し上げることはいたしません。 私自身の今回の条例の提案に至った内容としては、前回の分も含めて、庁内の組織体制が十分取れていなかったことが根本的な原因であるという認識の下で、その責任者である私自身の減額をお願いする条例の提案をさせていただいているというものでございます。 ○議長(井坪隆君) 以上で、原和世君の質疑を終結いたします。 続きまして、古川仁君。 ◆15番(古川仁君) お願いします。 先ほど市長に報告いただきました。この後、委員会のほうで審議をしていくわけなんですが、その席には市長は同席されないということなので、まず市長のお気持ちを聞きたいなと思って質問させていただきます。 今、原議員も質問しましたけれども、部署が危機管理としての報告を怠ったこと、それから不適切なことが度重なったということで、御自身の給料を減給されるということでありましたが、それは、市長の報告の中に職員に対する気持ちというのが、ちょっと私は感じられなかったんです。 そこでお聞きするんですが、先ほど原議員もおっしゃいました。聞くところによりますと、この事案が起きた当初、1月の末あたりですね、土・日も含めてもう深夜までずうっと働いておったというようなこともお聞きします。本当にそういう中で、職員が一生懸命やっておる中で起こったミスだと思うんですが、ただ、市長のお気持ちとして、全くもってけしからんと、見過ごすということはとお考えなのか、その職員に対する気持ちということをお聞きします。 ○議長(井坪隆君) 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 今回の条例案を提案するに至った内容といたしましては、職場の体制が取れていなかった、そのことを最終的な責任者として責任を取る形での条例案ということであります。そういった職場環境を改善できていなかった、そのことについては、職員に対して申し訳ないというふうに思っています。 具体的にどういうところができたのかと、あるいは職員に対する気持ちというのは、事案を把握したときにすぐ報告していただきたかったという思いはもちろんありますけれども、健康福祉部については、コロナ対応やワクチン対応、業務が重なっていたことも事実ということでありますので、そのことについて責任を取る形で今回の条例案を提出させていただきました。 ○議長(井坪隆君) 古川仁君。 ◆15番(古川仁君) 責任を取る形での減給ということでございます。 いま一度お聞きしますが、報告義務を怠ったということは、本当にもうよろしくないことだと思うんですけれども、そこに対して、やはり、何でかな、もうちょっと人員がおったらよかったのかなとか、システムを変えておけばよかったかな、そういったお考えとかお気持ちとかというのはあったんでしょうか。 ○議長(井坪隆君) 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 繰り返しになりますけれども、今回の条例案は、その職場体制づくり、職場環境づくりをできていなかった責任を取って提出をしております。 ○議長(井坪隆君) よろしいですか。 以上で、古川仁君の質疑は終了いたしました。 以上で、全ての通告による質疑は終了いたしました。 議案1件に対する質疑を終結いたします。 次に進みます。 ただいま議題となっております議案1件につきましては、お手元に配付してあります付託議案一覧表のとおり、総務委員会に付託し、審査を願うことにいたします。 ここで、議案1件につきまして、ただいまから委員会審査を願うため、暫時休憩といたします。     14時47分 休憩-----------------------------------     16時15分 再開 ○議長(井坪隆君) それでは休憩を閉じ、会議を再開いたします。 議案審議を続行いたします。 先ほど付託いたしました議案1件の審査が終了いたしておりますので、審議を願うことといたします。 議案第53号を議題とし、総務委員会の審査の結果の報告を求めます。 総務委員長、熊谷泰人君。 ◆総務委員会委員長(熊谷泰人君) 総務委員会に付託となりました議案第53号「飯田市特別職の職員で常勤の者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」につきましては、原案のとおり可決することに決定いたしました。 審査の概要について申し上げます。 今回の市長の減給は大変重い問題。このことに至った背景について語られていないことがあるのではないか。報告、処理の問題だけではなく、誤給付があったことはやむを得ないが、予算審議を行ってから実施した給付金事業について、誤支給してからさらに支給をした事後案件のときに、係長の起案で決裁を経て支給した反省の弁、原因についての言及が全くない。公金の扱いについてどう考えているのかとの質疑があり、児童手当の予算計上は過去の実績に基づいて推計で計上している。過年度の支給は当初想定していなかったものである。予算不足が生じれば補正予算の流用での対応が必要であるが、今回の児童手当に関しては、執行残もあり、補正も流用も行わずに支出した。今回のように当初想定していない支出については、庁内では別途起案を行い、決裁を取る手続を取っているとの答弁がありました。 また、予算に余分に盛ってあったとはいえ、慎重な手続が必要だったのではないか、公金の支払いに関する重大なコンプライアンス意識の欠如と言える。事故物件に対する処理を誰もチェックできない。本当にお金を扱うところでチェックできていなければ、ざるになってしまうのではないかとの質疑があり、公金の取扱いについては御指摘のとおりだが、6月8日に状況を知ったときに、本来児童手当が受けられるはずの方が支給を受けることが重要だと考えた。当初予算で想定しなかった支出のため、決算の中で明記して審査をいただくことが適切であると判断しているとの答弁がありました。 公金を預かる立場として、お金の管理をしっかりしていただくことが重要で、間違いがないようにしていただきたいがどう考えるかとの質疑があり、出納閉鎖後に判明した事案であるため、令和3年度の処理ではなく令和4年度の処理とした。報告、対応が遅れたことは、全庁的な問題として対処したいとの答弁がありました。 職員に対する処分に対して、市長に対する処分が軽いという意見を市民から聞く。38万円の返還には至っていないという状況を承知しているが、市長の減給の判断は適切であったかとの質疑があり、職員の処分については、懲戒処分審査委員会で審査し、処分案を市長が見て決定する。市長に対しては、懲戒処分審査委員会の対象外であり、市長の判断に委ねるほかないとの答弁がありました。 公金の扱いに間違いがあったことは、責めに帰すべき事由だが、飯田市のために頑張った職員が処分を受けるのはおかしいと考える市民が多い。小さな事故の重なりが大きな事故を生み出す。人命事故につながる案件として覚悟が足りないのでは。今後、組織をどのように立て直すかとの質疑があり、これから職員全員のコンプライアンス研修のほか、各種再教育を実施していく。職員採用による充足のほか、メンタルヘルスチェックなどの実施により、市民から信頼される組織を目指してまいりたいとの答弁がありました。 市長は、過去の処分の事例、他の市町村の事例を参考に判断したと言うが、委員会が判断を行うための資料が示されていない。このような資料はあるかとの質疑があり、過去10年では、平成24年に老人保護措置費単価設定誤りにより減給10分の2を1か月、平成28年に職員の業務外の飲酒運転、平成30年に職員の業務外の当て逃げ事故、令和2年に職員の業務外の飲酒運転について、減給10分の1を1か月という処分があったとの答弁がありました。 減給10分の2になったときの記録は残っているかとの質疑があり、事案の内容としては管内養護老人ホームへの過払い約2,100万円、他の措置町村による過払い約600万円との答弁がありました。 以上で報告を終わります。 ○議長(井坪隆君) ただいまの委員長報告につきまして、御質疑はございませんか。     (挙手する者なし) ○議長(井坪隆君) なければ、質疑を終結いたします。 討論の通告がございませんでしたので、討論なしと認めます。 これより議案1件を採決いたします。 お諮りいたします。 議案1件について、委員長報告のとおり決定することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議案1件は委員長報告のとおり決定されました。----------------------------------- △日程第5 閉会中の継続審査の申出 ○議長(井坪隆君) 閉会中の継続審査の申出について議題といたします。 お手元に配付いたしましたとおり、予算決算委員長から閉会中の継続調査を要する旨の申出がありました。 委員長の申出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、申出のとおり閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。----------------------------------- △日程第6 議員派遣 ○議長(井坪隆君) 次に、議員派遣について議題といたします。 飯田市議会会議規則第160条の規定により、議員のお手元に配付しましたとおり、議員を派遣することにいたしたいと思います。 別紙のとおり議員を派遣することに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣についてはそのように決定いたしました。 ただいま議員派遣の件が議決されましたが、事情変更等により、派遣の趣旨を損なわない範囲の変更は議長に委任されたいと思います。これに御異議はございませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(井坪隆君) 御異議なしと認めます。 よって、議員派遣に変更のある場合は、議長に委任とさせていただきます。----------------------------------- △閉会 ○議長(井坪隆君) 以上をもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。 ここで、市長から発言の申出がありますのでこれを認めます。 佐藤市長。 ◎市長(佐藤健君) 令和4年飯田市議会第2回定例会を去る5月24日に開会し、本日までの25日間、提案いたしました諸案件を慎重に御審議、御決定いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。審議の過程で御指摘いただいた点につきましては、執行に当たり十分に意を配してまいります。 御決定いただいた議案の中には、議決を経なければならなかった変更契約の締結について、改めて議決をお願いした議案、そして度重なる事務処理誤りについて責任を取るために市長の給料を減額する条例改正をお願いした議案が含まれております。 これらに関する事案は、いずれも市民の皆さんの信用を損ない、また支給すべき手当の支給が遅延したことをはじめ、市民の皆さんに多大な御迷惑、御心配をおかけいたしました。改めて深くおわびを申し上げます。 仕事で失った信頼は、仕事で通じて回復していくほかないと存じます。私自身が先頭に立って、改めて職員一同、市民の皆さんの信頼を取り戻せるよう気を引き締めて仕事に取り組んでまいります。 新型コロナウイルスの市内感染者数は、徐々に減少しつつあります。開会日に申し上げましたように、コロナを理由として様々なことが中止、延期されることが常態化した社会から、この環境下でできることを工夫して行うウイズコロナの社会へとモードチェンジを図ってまいりたいと考えておりますが、来る8月4日木曜日から8日日曜日に行われるいいだ人形劇フェスタ2022は、ぜひとも3年ぶりに通常モードで開催されることを期待いたします。 一昨年はコロナ禍で中止、昨年は上映する劇団と観劇者を長野県内の方に限定し、規模を縮小しての開催となりましたが、今年こそは日本中の皆さんに会いたいという願いの下、「みんなの笑顔 まっとるに」をテーマに全国の人形劇団や観劇者を迎えて開催する準備が実行委員会を中心に進められております。本来の姿に戻りつつあるフェスタの開催で、多くの皆さんのはじける笑顔が見られたらと思います。 この場をお借りして、1点御報告を申し上げます。 国の地方創生人材支援制度を活用して財務省から派遣いただいた星野産業経済部参事の派遣期間が6月末日をもって満了となります。 星野参事におかれましては、産業振興と人材育成の拠点エス・バードにおける地域産業の振興に寄与する施策の企画立案、推進を2年間担っていただき、その職務を全うしていただきました。加えて、コロナ禍における当市の経済対策をはじめ、様々な課題への取組に対し、幅広い知見や経験を踏まえたアドバイスをいただき、着実に事業を進めることができました。この間の御尽力に対しまして、改めて感謝を申し上げる次第であります。 なお、同制度を活用してこれまで財務省からお二人の職員を派遣していただいたところですが、引き続き財務省からの派遣をお願いしているところですので、併せて御報告いたします。 最後に、信州大学新学部誘致について申し上げます。 今年1月に設立されました信州大学新学部誘致推進協議会は、来週20日に設立後初めてとなる総会を予定しております。会場にお集まりいただいた皆さんと、大学のあるまちづくりと飯田下伊那の将来像について一緒に考え、思いを共有する場にしたいと考えています。 当日は、会員の皆さんはもちろん、まだ会員でない皆さんにも御参加いただけますので、協議会の活動に関心のある方はぜひ足を運んでいただき、新学部の誘致の支援の輪に加わっていただければ幸いです。委員の皆様にも多くの参加をいただけるとお聞きしており、心強く思っております。 来週から、市長と語るまちづくり懇談会が始まります。市民の皆さんの声が届く市政、市民の皆さんと共に歩む市政を進める上で大事な機会と考えており、20地区の皆さんと丁寧に対話を重ねてまいりたいと存じます。 冒頭申し上げましたように、市民の皆さんの信頼を取り戻せるよう、私自身が先頭に立って全力を尽くしてまいる所存です。議員各位の市政に対する御理解と御協力をお願い申し上げまして、本定例会閉会に当たっての御挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(井坪隆君) 去る5月24日から本日6月17日までの25日間にわたり、慎重に御審議をいただき、厚くお礼を申し上げます。 これをもちまして令和4年飯田市議会第2回定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。-----------------------------------     16時29分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。  令和4年8月26日      飯田市議会議長  井坪 隆      署名議員     岡田倫英      署名議員     福澤克憲...